2017年、初監督作『自由を手にするその日まで』で、現代社会に暮らす人間の孤独や心の闇を描きセンセーショナルな監督デビューを果たした鬼才・天野友二朗監督の最新作にして商業デビュー作『幸福な囚人』がついに完成!
本作では、抑圧された社会生活の中での人間の孤独、闇、愛、狂気を一貫してテーマにしてきた天野監督が、人間の二面性にフォーカスした心理サスペンスである。
出演は『地獄でなぜ悪い』など話題作に多数出演の山中アラタ、『進撃の巨人』の児玉拓郎、『ジムノペディに乱れる』の小原徳子、『蠱毒 ミートボールマシン』の百合沙ら実力派が集結した。
トリアー? リンチ? フィンチャー? いや、違う。こんなバイオレンス映画今まで見たことがない。
パゾリーニ? ヘルツォーク? 増村? いや、全然違う。確かなのは、監督が狂っているということだけだ。
こんなにも痛い愛を描いた映像美が過去あっただろうか?
それを演じきった俳優陣と、演出しきった新生、天野友二朗監督のこれからを期待する。
観る側が痛みをおぼえるストーリー。記憶から消えない映像美。
それにしても凄い才能がでてきたものだ。全てにおいて可能性を感じる。
鬼才なのか奇才なのか・・・天才なのか秀才なのか・・・
天野友二朗監督。全てを席巻していくことだろう